デザインを外部に依頼するとき、「どんなメールを書けば失礼なく伝わるだろう」と悩む方は多いですよね。
依頼内容をうまく整理できないと、デザイナーとのやり取りに手間がかかってしまうこともあります。
この記事では、デザイン依頼メールの正しい書き方と目的別の例文をわかりやすく紹介します。
件名の付け方から締めの言葉、そしてすぐ使えるテンプレートまでをまとめた保存版です。
この記事を読めば、誰でも「丁寧で伝わる依頼メール」が書けるようになります。
デザイン依頼メールとは?目的と重要性を理解しよう
デザインを依頼するときに最初に行うのが「デザイン依頼メール」です。
このメールの書き方ひとつで、相手の印象やプロジェクトの進み方が大きく変わります。
ここでは、依頼メールの役割と、なぜ内容を丁寧に整えることが大切なのかを解説します。
デザイン依頼メールで伝えるべき基本項目
依頼メールでは、最低限次の5つの項目を明確に伝えることが重要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 依頼の目的 | どんなデザインを、何のために依頼するのか。 |
| 制作物の種類 | バナー・チラシ・ロゴなど具体的に記載。 |
| 納期 | 希望日を明確に記載し、余裕を持ったスケジュールを提示。 |
| 納品形式 | データ形式(例:JPEG、PDFなど)を指定。 |
| イメージ資料 | 方向性を共有できる参考資料を添付。 |
上記の5項目を明確に伝えることで、デザイナーとのやり取りがスムーズになり、誤解を防ぐことができます。
相手に伝わるメールが信頼を生む理由
デザイン依頼メールは、単に依頼内容を伝えるだけでなく、相手との信頼関係を築く第一歩でもあります。
特に初めて依頼する場合は、丁寧さと誠実さが相手に安心感を与えます。
逆に、要点が抜けていたり、曖昧な表現が多いと、やり取りが増えて負担をかけてしまうことも。
「丁寧でわかりやすいメール=信頼されるクライアント」という意識を持つことが大切です。
伝わるメールを書くことは、結果的に良いデザインを生み出す土台づくりなのです。
デザイン依頼メールの書き方【基本構成とテンプレート】
デザイン依頼メールは、相手に意図を正確に伝えつつ、丁寧な印象を残すことが大切です。
この章では、実際の書き方とテンプレートを使って、どのように構成すればよいかを具体的に解説します。
件名の書き方とNG例
件名は、メールを開く前に内容を伝える「タイトル」です。
抽象的な件名では見落とされることがあるため、具体的かつ簡潔に書きましょう。
| 良い例 | 悪い例 |
|---|---|
| 【デザイン依頼】5月キャンペーンバナー制作のお願い | デザインお願いします |
| 【ご相談】商品パッケージデザインの制作について | パッケージの件 |
件名には「目的+内容+依頼」といった要素を入れると、ビジネスメールとしての印象が格段に良くなります。
冒頭文(あいさつ+目的)の例文集
冒頭文では、相手の名前を明記し、簡単なあいさつと依頼の目的を伝えましょう。
| シーン | 例文 |
|---|---|
| 初めて依頼する場合 | 初めてご連絡いたします。株式会社△△の□□と申します。 このたび、Webサイト用のバナー制作をお願いしたく、ご連絡いたしました。 |
| 継続的な取引がある場合 | いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。 今月もニュースレターのデザイン制作をお願いしたくご連絡いたしました。 |
「誰が」「何を」「なぜ依頼するのか」を最初に伝えることで、相手はすぐに内容を把握できます。
依頼内容部分のテンプレートと記載例
依頼内容は、文章で説明するよりも箇条書きで整理するほうが伝わりやすいです。
| 項目 | 記載例 |
|---|---|
| 制作物 | Webバナー(1200px × 628px) |
| 使用目的 | 自社サイトおよびSNS広告で使用予定 |
| 納期 | 〇月〇日(金)中 |
| デザインイメージ | 添付資料のトーンを参考に、明るい雰囲気で |
| 添付ファイル | 参考資料(image_sample.pdf) |
テンプレート例:
【依頼内容】
・制作物:〇〇
・使用目的:〇〇
・納期:〇〇
・デザインイメージ:〇〇
・添付資料:〇〇
整理されたフォーマットで書くと、確認のやり取りを減らせるうえに、信頼感が生まれます。
締め・返信依頼・お礼の書き方と例文
メールの締めは、相手が次にどう行動すればいいかを明確に伝える形で終わらせましょう。
| 目的 | 例文 |
|---|---|
| 返信を促したい場合 | ご多忙のところ恐縮ですが、内容をご確認のうえ、ご対応可能かご返信いただけますと幸いです。 |
| 今後の流れを明確にしたい場合 | お見積もりをいただき次第、正式に依頼を進めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 |
曖昧な「よろしくお願いします」だけで終わらせず、具体的なアクションを添えるのがポイントです。
締め方ひとつで、依頼の印象と返信率が大きく変わります。
デザイン依頼メールの例文まとめ【目的別・フルバージョン付き】
この章では、目的に応じたデザイン依頼メールの実例を紹介します。
各シーンでそのまま使えるように、件名から締めの言葉までを含めたフルバージョン形式でまとめました。
新規依頼をする場合の例文(フルバージョン)
初めてデザイナーへ依頼する際は、自己紹介と目的を丁寧に伝えることが大切です。
| 件名 | 【デザイン依頼】4月キャンペーン用バナー制作のお願い |
|---|---|
| 本文 | 株式会社〇〇 デザイナー ○○様初めてご連絡いたします。株式会社△△の□□と申します。 弊社では4月より新キャンペーンを予定しており、その告知用バナーの制作をお願いしたくご相談いたしました。 【依頼内容】 ご多忙のところ恐縮ですが、ご検討のうえ対応可能かご返信いただけますと幸いです。 |
初回依頼では、自己紹介と目的を明確に書くことで信頼を得やすくなります。
継続依頼をする場合の例文(フルバージョン)
継続的な依頼では、過去の取引に触れつつ簡潔に要点を伝えるとスマートです。
| 件名 | 【デザイン依頼】5月号ニュースレターのデザインについて |
|---|---|
| 本文 | ○○様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。 【概要】 素材データを本メールに添付しております。 |
「前回と同様に」といった言葉で方向性を共有すると、無駄な確認を減らせます。
至急対応をお願いする場合の例文(フルバージョン)
急ぎの依頼では、理由と希望納期を明確にし、相手への配慮を忘れないことが重要です。
| 件名 | 【至急対応のお願い】新商品チラシのデザイン依頼 |
|---|---|
| 本文 | ○○様
いつもありがとうございます。株式会社△△の□□です。 【依頼内容】 もしスケジュール的に難しい場合は、対応可能な範囲で構いません。 |
急ぎの依頼こそ、誠実さと感謝の言葉が信頼関係を保つカギになります。
コンペ・複数見積もり依頼時の例文
複数のデザイナーに提案を依頼する場合は、目的を明確にし、公平な依頼文にすることが大切です。
| 件名 | 【ご相談】ロゴデザイン提案およびお見積もりのお願い |
|---|---|
| 本文 | ○○様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。 【概要】 複数のデザイナー様に同条件でご依頼しております。 |
複数依頼時は、条件を平等に伝えることがマナーです。
修正・再依頼メールの例文
修正依頼では、感謝を伝えつつ具体的に修正点を箇条書きで示すのがポイントです。
| 件名 | 【修正依頼】4月キャンペーンバナーについて |
|---|---|
| 本文 | ○○様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。 【修正箇所】 お手数をおかけしますが、ご確認のほどお願いいたします。 |
「ありがとうございます」を先に入れることで、印象が大きく変わります。
依頼後のフォローアップメールの書き方と例文
デザイン依頼メールを送ったあとは、返信の有無や納品後の対応によって適切なフォローを行うことが大切です。
ここでは、確認メールとお礼メールの具体例を紹介します。
返信がないときの確認メール例文
数日経っても返信がない場合は、催促にならないように「ご確認のお願い」という柔らかい表現で再送します。
| 件名 | 【ご確認のお願い】デザイン依頼メールについて |
|---|---|
| 本文 | ○○様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。 お忙しいところ恐縮ですが、ご対応の可否をお知らせいただけますと幸いです。 |
トーンを柔らかく保ちつつ、要件を簡潔に伝えるのがポイントです。
納品後のお礼メール例文
納品が完了したら、迅速にお礼のメールを送ることで良好な関係を維持できます。
| 件名 | 【御礼】バナー制作のご対応ありがとうございました |
|---|---|
| 本文 | ○○様
このたびは、バナー制作の迅速かつ丁寧なご対応、誠にありがとうございました。 引き続き別案件でもご相談させていただければ幸いです。 |
感謝の気持ちを明確に伝えることで、次回の依頼につながりやすくなります。
返信が遅れた場合のフォローメール例文
こちら側の返信が遅れた場合も、フォローメールを一通送ることで誠実な印象を保てます。
| 件名 | 【返信遅延のお詫び】デザインデータご確認について |
|---|---|
| 本文 | ○○様
ご連絡が遅くなり申し訳ございません。株式会社△△の□□です。 非常に素敵な仕上がりで、ぜひこの方向で進めていただければと思います。 |
フォローアップは、ビジネスの信頼を維持するための「気配りの証」となります。
依頼メールで失礼にならないための5つのコツ
デザイン依頼メールでは、ビジネスとしての礼儀を保ちながらも、過度に堅苦しくならないことが大切です。
ここでは、相手に好印象を与えつつ、スムーズにやり取りを進めるためのコツを5つ紹介します。
「お願い」よりも「ご相談」で柔らかく伝える
依頼メールでは「お願い申し上げます」よりも「ご相談できれば幸いです」といった言い回しを使うと、柔らかい印象になります。
| 表現 | 例文 |
|---|---|
| 丁寧で柔らかい言い回し | 〇〇の件について、ご相談させていただければ幸いです。 |
| やや強い言い回し | 〇〇の件について、ご対応をお願いいたします。 |
「ご相談」表現は、相手の負担を感じさせずに依頼を伝えたいときに最適です。
返信期限・納期の伝え方のマナー
スケジュールに関わる情報は、曖昧にせず具体的な日付を伝えることが重要です。
ただし、相手に急かす印象を与えないよう、言い方に注意しましょう。
| 良い例 | 避けたい例 |
|---|---|
| 〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです。 | すぐにご返信ください。 |
| 可能であれば〇日までにご確認をお願いいたします。 | 至急ご対応ください。 |
「柔らかさ」と「明確さ」を両立させることが信頼される依頼のポイントです。
添付資料の適切な伝え方と注意点
資料を送るときは、ファイル名や内容をひとこと添えるだけで印象が変わります。
また、容量の大きいデータはオンラインストレージのリンクを使うと親切です。
| 良い例 | 内容 |
|---|---|
| 添付資料について | ・image_sample.pdf:デザインの参考資料 ・logo_data.zip:ロゴデータ一式 |
「何が添付されているか」を一言で説明するだけで、確認漏れを防げます。
敬語と丁寧語のバランスを保つ
「いたします」「させていただきます」を多用しすぎると、文が読みにくくなる場合があります。
適度に言葉を省きながら、自然な敬語を心がけましょう。
| 改善例 | 修正後 |
|---|---|
| ご確認をお願いいたします。 | ご確認ください。 |
| ご連絡をさせていただきます。 | ご連絡いたします。 |
過剰な敬語は丁寧に見えても、かえって不自然な印象を与えることがあります。
読みやすいレイアウトで印象を整える
長文になりがちな依頼メールは、段落や箇条書きを活用して読みやすく整えることが大切です。
1文を短く区切り、空白行を入れるだけでも読みやすさが格段に向上します。
| 構成ポイント | 説明 |
|---|---|
| 件名 | 内容を簡潔に示す |
| 冒頭 | 相手へのあいさつ+目的を明確に |
| 本文 | 箇条書きで依頼内容を整理 |
| 締め | 返信依頼とお礼で丁寧に締める |
読みやすいレイアウトこそ、相手に「仕事ができる」と感じてもらえる最大の要素です。
まとめ|テンプレートを活用してスマートな依頼を
ここまで、デザイン依頼メールの基本構成から実際の例文、そしてフォローアップの方法までを解説してきました。
メールの内容を少し工夫するだけで、相手への伝わり方や印象が大きく変わります。
| ポイント | 要点 |
|---|---|
| 件名 | 「目的+内容+依頼」でわかりやすく |
| 冒頭 | あいさつと目的を簡潔に伝える |
| 本文 | 依頼内容は箇条書きで整理する |
| 締め | 返信依頼とお礼を丁寧に書く |
| フォロー | 確認・お礼のメールで信頼を築く |
「伝わる依頼メール」は、相手との関係を深める第一歩です。
この記事で紹介したテンプレートを活用すれば、状況に応じてすぐに使える依頼文をスムーズに作成できます。
丁寧で誠実な依頼メールを書くことは、結果として良いデザインと信頼関係を生み出す最短ルートです。


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